冬の北国の運転「吹雪く!」 2

~昨日からの続きです~

■昨日の「吹雪く!」1はコチラ


**************

『もうワタシ、大丈夫なんだろうか??』
『滑って止まれなくて急に現れた前の車に突っ込んじゃったら…!?』
『後ろからぶつけられたら…!?』

その時でした。

右手に建っていたコンビニの駐車場に、
車の正面を通りに向けて駐めていた大型トラックがヘッドライトをつけたんです。



パーーーッっと前が見えます!
…!
ライトの光は私の車前方を照らし出し、前の車が見えました。

ありがたいその光の中で前の車に追い付き、
それから後はなんとしても見失うまい!と、
つかず離れずの距離を保って走らせていくことが出来ました。

そうして、、、
その辺りから地吹雪も収まり始め、
札幌のビル街のネオンの美しさが目に映ってきたころには
やっと私にも生きた心地が戻ってきました。

そうはいっても教室のあるビルに着くまでは
まだまだ気を張りながらの運転ではあります。

地吹雪は収まったおかげで前は見えますが
まだまだ雪は降っていますし、いつまた風が吹いて吹雪になるかもしれず
そして車も前後両隣とひしめいています。



信号で止まり、ふっと何かを感じて横を見ると
なんと隣の車から夫が手を振っているではないですか。

夫にしてみれば、仕事の途中、吹雪の中を運転していたら
隣の車は見慣れた車、なんと運転嫌いの妻が乗っていた、というその奇遇に
しごく嬉しそうでありました。

夫は、驚きながらも満面の笑顔、そしてぶんぶんと手を振っている。。。

たしかに札幌の街中で、それも夜の運転で隣り合わせたら
うん 奇遇だね、驚くだろね、
でもこっちはちっとも驚けない笑えない、
何故なら、
滑るわ、吹雪くわの運転がキョーフ過ぎて、
緊張MAX! 感情がフリーズしているから。

能面のような表情の妻の様子に夫は?とばかりに
雪が降りしきる中、窓を開け、助手席側ににじりよってきてまで手を振り続けています。

…仕方がないので、ほんの少し首をかしげてにっこりと微笑み、
白い手袋をはめた手を指先だけ少し揺らして手を振り返しました、


と!信号が青に変わってまた緊張の運転スタートです。
夫には申し訳ないけれど、ここで事故るわけにはいかないので振り切って、
あとは仕事場の教室に向かうのみ!です。

**************

運転で力を使い果たしたせいかヘロヘロな講習をなんとか終わらせて
帰りは一転して静かな冬の夜道を帰ってきました。

無事に帰り付くと、しばらくして夫も帰宅。
夫の開口一番はコレでした。

「キミは、皇族かっっ

冬の北国の運転「吹雪く!」1

テレビではここ数日のニュースは荒れた天候についてが多く、
日本全体が荒れ狂った冬将軍に翻弄されているようです。

今朝も地元局のテレビで
「今日は急ぎの用事とか仕事などでなければ外出は控えて下さい」なんて言ってて
恐れ入って『ゼッタイ出ナイゾ』と決め込んでいたところ、
「急ぎの用事」ができてしまったため、晴れ間を縫って車で行ってきました。

無事に帰還でき、やれやれというわけで
いつものルイボスティでほ~~っと一息つきました




「吹雪く!」

「凍る!」に続いてこれはまた更に何年も前の冬のことです。

札幌市内のデパートのカルチャースクールがありまして
私はアロマテラピーの教室を週に2回、お昼と夕方の2枠で受け持っていました。

お昼の枠は私と年齢の変わらない奥様達で、
夕方は会社帰りの若い女性達が多いクラスでした。

夕方のクラスは、たしか6時半からだったと思うのですが
北海道の冬の6時半と言えばもう真っ暗です。
教室のあるビルは、家から車で40~50分かかります。
が、冬の道はスピードを出せないので倍かそれ以上の時間がかかります。


その日、夕方の教室に家を出たときにはまだ小降りだった雪が
あっという間に勢いづいて降りしきるようになり、風を伴い、
道路の上で雪が踊るようになっていきます。

そして、この辺りからおよそ30分以上をホワイトアウトの中で運転することになってしまったのです。



「ホワイトアウト」をウィキペディアでみると、
雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象 であります。
実際に即していえば、
前方10メートル以下位の視界で、前も後ろも雪がブワブワ吹き荒れているのしか見えない!
っつうカンジであります。


地吹雪が始まり、雪の降り方もどんどん激しくなって
だれがどう見ても「吹雪!」の状態になってくると

私は車の中でその恐怖にフリーズしてしまうわけにもいかず、
なんとかして教室のあるビルまで無事に行き着くべく、
目を見開き、ハンドルにかじりついて前のめり姿勢で運転していました。

なにがそんなに怖いかと言えば、
視界不良で、前の車も後ろの車も視認できずに運転することにあります。

見えないまま焦って運転すれば、
前の車に気が付いた時には止まれずにぶつかるでしょう。

それが怖くてブレーキを踏めば
今度は後ろの車が止まれずにぶつかってくるでしょう。

なんとか前の車のテールランプを視界に捕えて、
その車がブレーキをかけたら止まれるような運転をしなくてはなりません。

問題は、信号などで止まって前の車は行ってしまい、
自分の車が先頭車両になってしまった場合です。

前が見えない中を進んでなんとか前方にテールランプを認めたときの嬉しさ!
しかし、凍った道を滑らないような運転もしなくてはならないし、
やみくもに前の車を追いかけるわけにもいかないンです。

進んでも進んでも、せわしなく動くワイパーの向こうに前の車を見つけることが出来ず、
私の体の中をアドレナリンが駆け巡り、必死になっていました。

『もうワタシ、大丈夫なんだろうか??』
『滑って止まれなくて急に現れた前の車に突っ込んじゃったら…!?』
『後ろからぶつけられたら…!?』


…長くなりました、続きはまた。。。

ワイルドフラワーズ柄でボディバッグ

今年最初のノラの手仕事でボディバッグ、作りました。
やっと、です。

お正月休みがあり、その後は、
その後は…、なんでしょうね、なんだかんだ ですかね、
なかなかチャッチャと進められずに今日に至ってしまいました。

ワイルドフラワーズのグレーはこういう柄です。
18wild.jpg

20183.jpg


20188.jpg

今日の札幌は、晴れてはいるけどスゴク寒いというお天気です。
そして明日は、吹雪…!という予報。。。


■このボディバッグは、現在ヤフオクに出品中です。
サイズその他の詳細や他の画像など載せていますので、よろしければこの上をクリックしてご覧下さい。

冬の北国の運転「凍る!」2

~昨日の続きから~
(もう何年も前の夜、凍結路を運転した時の恐怖について その2 です。)

…………
『もう少しだ、もう少しで駅!帰りは息子に運転してもらおう!』

目の前の国道を北から南からと車が交差して、
そろそろ信号が変わろうというとき、
左から来たある車が右折をしてこようとしていました。
つまり、その車は右折して私の車の横を通り、
私がやってきた方向に進もうということになります。

しかし、凍結した道路をけっこうなスピードで右折してきたその車は
…滑っていました
滑りながら右折していました、大きく弧を描いて。

私の車とは反対方向を照らして去るはずのその車のヘッドライトは
まるでスローモーションのように大きくまわりこみ、

殆ど私の横顔を照らしていました。

私はハンドルをぎゅんぎゅんに握って前を向いたままフリーズ状態、
しかし目だけは横を向いてその車を追っています。

これで私が顔ごとそちらを向いたならば
その運転者とお見合いする体勢ですが、そうはしませんでした。
なんとなくそれは武士の情けっつうか。。。



そしてその車のライトに照らされながらもいっとき運転者の顔が見えました。
若い男性です。



ふつうそんな時はですね、
「シマッターッ!!」とか
「アーッ!どうしよう!!」とか、
そういう慌てふためいた顔をするものじゃないかと私は思ってたのですが
違うんですね。

もう全然、無表情。
なんなら
「オレは今、カッコイイ右折をしてる、
ちょっと大回りで滑ってるけどこれはそうしようと思ってそうしてるのさ」
くらいのカオしているんです。

…いやいや違うな、
人間ってこういうパニックなときこそ無表情になるのかもしれない、



で、彼はブレーキとハンドルでなんとか車体を望む方向に戻し
去っていきました。

その後、私は無事に駅で息子を迎えて
有無を言わさず運転を替わってもらいました。

凍った道路で凍り付いたというおはなしでした。。。





今回は、冬の北国の運転「凍る!」についてでした。
次回は、冬の北国の運転「吹雪く!」についてを予定しております。

冬の北国の運転「凍る!」1

昨年12月の始め、車道の所々が凍ってしまった或る日、
信号待ちしていた私の車に後ろの車が軽くぶつかってしまいました。

ブレーキを踏みつつも滑って止まれずス~ッときてドン!という感じです。
それなりの衝撃はありましたが、私も無事で車もバンパーに亀裂が入った程度で済みました。


北海道では道路が凍結するので、わりとよくある事故です。
警察に行って届けて、翌日はトヨペットで修理代金の見積りをして相手に連絡して
その後数日で事故処理は済みました

バンパーと凹んだナンバープレートを変えるということですが
車は普通に走れるので、結局修理に持ち込んだのは1月に入ってから。
そして今日、直った車を受け取ってきました。



凍結路で車が滑るといえば、思い出すことがあります。

もう何年も前のある冬。
キンキンに冷えて道路がテッカテカに凍ったある夜、夜中。

私は納車されたばかりの新車を運転して、
バイト帰りの息子を駅まで迎えに行こうとしていました。

運転嫌いの私にとって、どう考えても恐怖のドライブでございます

…と、見ると
目の前の横断歩道をこんな時間に高校生くらいの男子が渡ろうとして、
…渡ろうとして、その一歩が出せずにいます。
道がツルツル過ぎて、彼の体重を受けとめられない…、
一歩が踏み出せないのです。

人生で体力も運動能力もおそらくはマックスであろう高校生の男子が、です。

ツルッツルなんですよ。
テッカテカなんですよ。

・・・・・・・・・・・

そんなデンジャラスな道路で滑らないようにトロトロと運転を続けて、
車通りの多い〇×号線を横断すべく信号待ちをしておりました。
信号待ちしている車は私の車だけです。

『もう少しだ、もう少しで駅!帰りは息子に運転してもらおう!』



……ゴメンナサイ、
ヘタレましたので今日はここまで、。

次回に続きます。
プロフィール

ノラ

Author:ノラ
札幌在住の
アラフィフ主婦★ノラです。
仕事にもしているキルトや
布雑貨作りや、多聞(ネコ)との暮らしぶりを記していきます^^

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